キーワードだけでは物足りない?!WEBサイト構造から考える地域ビジネスでのSEO

Web・デジタルプロモーション
ホームページ構造から考えるSEO

SEO(サーチエンジンオプティマイゼーション)いわゆる検索結果の上位を狙う施策ですが、自社で対応すれば費用が掛からないだけに、各企業のWEB担当者は日々試行しているのではないかと思います。

キーワードの羅列や被リンク(他のWEBサイトからリンクされる)だけで検索結果の上位に表示された時代もありましたが、現在はそういった手法は通用せず、逆にペナルティを受け順位が下がることもあります。

検索エンジンを提供している会社は、最適な検索結果を表示させることで、ユーザーから自社のサービスを多くの人に利用してもらうようにするため、ロジックを公開していません。

ただ、検索サービスを提供しているGoogleは、スマートフォン対策や常時SSL化(データを暗号化して送受信するしくみ)を推奨しており、そういったことはSEOの基本なのでここでは敢えて紹介しません。

ここでは、ローカルでビジネス展開している企業が検索の上位表示を必要としている場合のWEBサイト構造についての考え方について書きます。

ユーザーの検索行動から導き出す最適なホームページの構造とは

まず、ユーザー視点ですと、地域サービスを検索で探す場合に入力するキーワードは「地域名+サービス名」が多いと思います。おそらくそのユーザー行動意識して企業のホームページの店舗紹介ページに次のような対策をしているのではないでしょうか。

・ページタイトルや本文中に「松山市、伊予市、新居浜市での◯◯なら(店舗名)」

もしこれで上位表示されているなら良いのですが、多くの場合いずれかの地域名では上位表示されないことがあると思います。

この場合、WEBサイトの構造を見直すというのもひとつの手法です。
例としては各エリアで店舗がある場合、店舗ごとのページを設置するのも良いと考えます。例えば「高松市+サービス名」で検索した場合、検索エンジンから見ると、特定の地域だけの情報にしたページは、多くの地域の情報が掲載されているページよりも適切なページと判断されやすいと推測します。実際の検証で対策前後での順位が大幅に上がった事例もあります。

ただ、注意したいのは中身の薄いページでは効果を発揮しないという点です。先にも述べたとおり、ユーザーに最適な情報を提供することが検索エンジンなので、お客様に対して自社のサービスについての紹介をしっかり書くことが大切と考えます。

また、単純に店舗毎にページを設けるだけでもダメな場合もあります。
このWEBサイト構造SEOを行う場合、共通して言えることは、「ユーザー視点」です。消費者行動を把握してホームページ設計することが検索結果上位よりもビジネス自体を成功に導く鍵となります。