競合他社との比較検討で勝ち残るために、ホームページで表現すべきこと

Web・デジタルプロモーション
競合他社に勝つ

インターネットが無かった時代は、消費者は欲しい商品やサービスがあれば、お店に行って情報を調べていました。何件ものお店を回ったり、気に入ったお店があれば何度も足を運んで店員さんの話を聞いたり、商品を見たり触ったりしていたと思います。

今や誰でもインターネットが利用できるようになり、お店に行かなくてもPCやスマホで検索して情報を簡単に得られるようになりました。

情報取得が簡単且つスピーディになったことで、何件ものお店を回る前にホームページを見て比較し、良さそうなお店の候補を絞り込み、あらかじめ基本的な情報に目を通しているため、何度も通うということも少なくなったと思います。

昔と今と比べて、消費者の行動に大きな変化が生じていることは、その変化に順応しなければなりません。

「お店にさえ来ていただければ、商品やサービスの良さがわかってもらえるのに」

接客が素晴らしいお店だったとしても、インターネットが発達した現代では、お客様がそれを知り得るすべがなければ、競合他社との競争では不利になります。

消費者の購買行動の変化に対応するには?

消費者の購買行動の変化に対応するためには、次のようなことが考えられます。

まず、比較検討の候補に上がらないといけない。
その次に、競合他社と比較された時に選ばれなければいけない。

ネット上で比較検討の候補に上がるためには、検索対策やWEB広告、SNSでの拡散などが考えられます。これらの認知や集客施策は比較的簡単に思い付くものです。(わかっていても、具体的手法や費用などのハードルは高いですが、、、。)

では、自社のホームページに辿り着いたとして、競合他社と比較された時に選ばれるためにはどうすれば良いのでしょうか。

消費者に選ばれるためには?

消費者が商品やサービスを比較検討する材料を考えると、まずは価格、機能や内容だと思います。例えば、価格はどこにも負けないという激安を売りにするお店があったとすれば、それは商品と価格の情報があれば十分他店との差別化になると思います。
しかしながら、そのような考え方のお店は極一部であると思います。

では、価格や機能が同じであれば、消費者が他に選ぶ理由は何でしょうか。
アフターサービス、スタッフの知識や提案力、これまでの実績等が考慮されるのではないでしょうか。または、会社の歴史や規模感を気にされる方もいらっしゃるかもしれません。

これらの要素を表現するのは非常に難しいことですが、スタッフブログを書いたり、お客様の声を掲載したり、様々なコンテンツを用いて伝えようとしている企業も多いと思います。

ただ、コンテンツはあるものの階層が深いため、よほど興味を持ったお客様でないとたどり着かない可能性があると考えます。

スマートフォンが普及して、スキマ時間でもゆとりのある時間でも、1日の中で何回も様々なコンテンツに接触していることを考えると、ユーザーが「これ違う」と直感すれば、すぐに離脱してしまいます。

お客様の比較要素や心理思考を理解し、ユーザーが直感で理解できる「強み」を導き出し簡潔に表現することが、競合他社との比較で候補として残るために大切なことであると考えます。