曜日別や時間帯別のアクセスデータはあるけど、どうやって活用すべき?

Web・デジタルプロモーション
曜日別時間帯別分析

アクセス解析をしよう!と思って、様々なデータを抽出してみても、どうやって活用すれば良いか迷っている方も多いと思います。

曜日別や時間帯別にデータを抽出するには、標準のレポートではなくカスタムレポートを作ります。作成方法は様々なサイトで公開されているのでここでは省略します。

曜日別の傾向について

当たり前の話ですが、企業間取引(BtoB)のWEBサイトでは、平日のアクセスが多く、土日は少ないという傾向があります。
個人向けのサービス(BtoC)では、業種やサービスにもよりますが、どの曜日もアクセス数はそれほど差がありません。

これらのデータから何かを導き出すのは至難の業です。

時間帯別の傾向について

これまた当たり前ですが、企業間取引(BtoB)のWEBサイトでは、平日の日中が多く夜間はそれほどでもありません。
個人向けのサービス(BtoC)では、例えば10時台、12時台山場が有り、21時~22時あたりでピークがあるというケースがあります。

これも、個人がネット利用をしていることを考えれば当然の結果だと思います。

よくある話ですが、当たり前すぎるデータが出てきて、そこから何も膨らまないということが多いです。

では、どうすれば「解析」になるのでしょうか。

分析材料から考える施策

アクセス数だけでは分析が不完全であると考えると、コンバージョン(資料請求や申込など、ユーザーからのアクション)を取得しておくと判断材料のひとつとなります。

例えば、日曜日に資料請求が極端に多いとします。このサービスは検討に時間がかかり家族との相談が必要だとすると、家族が揃っている日曜日にCMを出して後押しするという考え方もできます。

ただし、これらを考える場合に、代表的なターゲットユーザーの消費行動を把握して、仮説を立てます。もしかすると想定していたターゲット以外へのアプローチも必要になるかもしれません。

日曜にコンバージョンが多いからと言って、その曜日に初回接触の広告を出しても、長期に渡って比較検討しているユーザーには響かないかもしれません。

曜日ごとや時間帯ごとでアクセスが多い少ないというデータから何かを導き出すとすれば、ターゲットユーザーへのアプローチのタイミングがあげられます。

スタンダードな手法ですが、特定の時間帯にアクセスが多い場合、例えば、主婦層がターゲットの商品で10時台のアクセスが多いとすれば、その時間帯にメルマガやLINEで直接アプローチします。配信時間やタイムセールの時間帯を変えて、誘導できる人数が増えやすいところを見出すのも良いかもしれません。

曜日別や時間帯別、また他の分析の切り口も多数ありますが、本来考えないといけないことは、画面の向こう側にいるユーザーの利用シーンや比較検討に関わってくるさまざまな要素を踏まえて仮説を立てるという作業を加えると、分析は一層面白くなります。