TVer広告の特徴やメリット

Web・デジタルプロモーション

TVerの著しい成長

TVerは、民放テレビ局がひとつになった動画配信のプラットフォームで、各局の好きな番組のコンテンツをすべて無料でスマートフォンやパソコン、コネクテッドTV(以下CTV)に配信しています。

2023年8月時点で、月間ユニークブラウザ数が3,000万を突破し、月間動画再生数も3.9億回を達成しています。

近年、大きく成長しているTVerですが、要因としてはTVerが利用できるテレビデバイスやTVリモコンにTVerボタンが搭載されたことで、テレビでの視聴(CTV)が増えていることが挙げられます。
TVer社の発表では、CTVの再生数は2022年に比べ約2倍になったそうです。

また、スポーツのライブ配信が充実したことも大きな要因のひとつです。

 

TVer広告とは

TVer広告とは、TVerの動画内に配信される6秒~60秒の動画広告です。テレビと同じような広告が流れ、スキップできないことが特徴です。
テレビCMのように自然なタイミングで広告が配信されることが、視聴完了率約95%という高い数値を出しているのかもしれません。

 

TVer広告の利点

テレビにCMが入るということは一般的に定着しているため、TVer広告も受け入れやすくなっていると思われます。
TV局が著作権問題をクリアした番組のみ提供しているため安心安全なコンテンツです。そのため、ブランドセイフティの面でも安心です。

TVCMやYouTubeなどで届かない層に広告を配信できます。これまではスマートフォンやPCでの個人視聴が主流でしたが、CTVの普及によって家庭内のリビングなどの共用スペースでの視聴によって共視聴率(2人以上での視聴率)が約35%というデータもあります。

ターゲティングが可能で、年齢、性別、興味関心、エリア(都道府県、市区町村)という情報でのターゲティングや、番組のジャンル指定や除外もできます。
これらはTVerを登録するときにユーザーが入力した情報に基づいてターゲティングされていますので精度は高いです。

 

認知施策での企業の課題

4大メディア(テレビ、新聞、雑誌・書籍、ラジオ)から、ウェブを含めた5大メディアとなった今、ユーザーが接触するメディアはますます分散しています。
ウェブが加わったことで、広報予算を適切に配分することが求められます。

更には、媒体ごとに接触するユーザーの年齢・性別などの属性も様々ですから、ターゲットに合わせた媒体選定が必要です。
例えば、TVerは、F1(女性20歳〜34歳)層とF2(女性35歳〜49歳)層が全体の32.2%、M1(男性20歳〜34歳)層とM2(男性35歳〜49歳)層が31.1%※であることから、テレビ離れした若い層へのアプローチのための補完として考えたり、またはターゲティングで特定の層だけ狙うこともできます。

もちろん、媒体選定の際には商品やサービスの特性、ターゲット属性、商圏エリア、各媒体の配信単価、既存広告を続けるかなど様々な要素から考えなくてはなりません。

見極めは大変ですが、新たな媒体がどんどん世に出てくる度に、媒体選定の検討を繰り返して行かなければならないと思います。

※2023年1月-3月デモグラ別ユニークブラウザ構成比として 株式会社ビデオリサーチ調べ