本気で検索エンジン最適化(SEO)に取り組む前に意識しないといけない3つのこと

Web・デジタルプロモーション
SEO対策

企業のWEB担当者としては、SEOにチャレンジした経験がある方も多いと思います。
対策をして良い結果を得られることもありますが、労力をかけて逆に順位が下がるということもあるリスクの高い施策でもあります。
そこで、なるべく転ばないようにするために意識すべきことをまとめてみました。

  1. 現状を知ること

    まずは、現状を知ることから始めます。
    単純に、対策しようとしているキーワードでの自社及び競合他社の順位チェックをします。検索上位の競合他社のページ及びサイト構成なども把握します。

    対策しようとしているキーワードについても、そのキーワードが成果に結びつくものかどうかも重要です。アクセス解析ツールやサーチコンソールを使用し、サイトでの成果の指標としている例えば資料請求や予約等、いわゆるコンバージョンに繋がっているかも分析します。

    また、そのキーワードが一般的にどれくらい検索されているかというボリュームもキーワードツールなどを利用し調査します。もちろん、検索されているボリュームが少なければ、対策を講じたとしてもサイトへの流入が増えることはありません。

  2. 計画を立てること

    ありがちな話ですが、一度対策を実施して「順位が上がった(下がった)」という一時的な判断で、「駄目だった、上手くいかなかった」ということをよく聞きます。

    検索結果は日々変動しますし、Googleの検索の仕組みが変わればガラッと変わることだってあります。もちろん、競合他社が対策をしたり、新しい競合が出現することもありますので、WEBサイトを使って商売を続けていく限り終わりはありません。

    とは言っても、毎日毎日チェックしていくという労力をかけることは企業にとって得策ではありません。

    現実的な考え方で、どれくらいの周期で検証と対策をしていくか計画を立てて実行することが求められます。

    その際にチェックすべき項目もあらかじめ決めておきます。例えば、競合他社のサイトのコンテンツに変更があったかどうか、新しく検索結果に反映されたサイトがあるかどうかなど、自社のコンテンツを改善しないといけないかどうかを検討することを目的として調査していきます。

    この計画をおろそかにしてしまうと、うやむやになるどころか、かけた労力=お金を無駄に失ってしまうことになりかねません。

  3. コンテンツを重視すること

    SEOはどうしても「キーワード」「meta」などのテクニカルなことを意識しがちですが、もっとも重要と思われるのが「コンテンツ」であると考えています。

    なぜなら、Googleが以下のことを掲げているからです。

    「Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです。」

    みなさんもユーザーとしての経験があるとおり、何かの調べ物をしているときに「これ違うな」という検索結果だと不満に思いませんか。
    なのでGoogleはより良いサービスを提供するために検索エンジンを賢く育てています。

    WEBサイト運営者がSEOを取り組む際に小手先のテクニックだけではなく、ユーザーに訴えかける良質な文章の方に力を入れるべきです。
    場合によってはサイトの構成なども見直す必要もあるかもしれません。